日本ダービー 2017年予想

嗚呼青春の日本ダービー。優駿よ緑一色のターフを力の限り駆けてくれ。

金曜の晩からテンションが高いのもどうかと思うので冒頭に白ける一文を挿れてみました。馬券を買う人も落ち着いて日本ダービーに臨みましょう。

馬柱

             
01 01 ダンビュライト  牡3  57  武豊  音無
  02 アメリカズカップ  牡3  57  松若  音無
02 03  マイスタイル  牡3  57   横山典  昆
  04  スワーヴリチャード  牡3  57  四位  庄野
03 05  クリンチャー  牡3  57  藤岡佑  宮本
  06  サトノアーサー  牡3  57  川田  池江寿
04 07  アルアイン  牡3  57  松山  池江寿
  08  トラスト  牡3  57  丹内  中村均
05 09  マイネルスフェーン  牡3  57  柴田大  手塚
  10  ベストアプローチ  牡3  57   岩田  藤原英
06 11  ペルシアンナイト  牡3  57  戸崎  池江寿
  12  レイデオロ  牡3  57  ルメー  藤沢和
07 13  カデナ  牡3  57  福永  中竹
  14  ジョーストリクトリ  牡3  57  内田博  清水久
  15  ダイワキャグニー  牡3  57  北村宏  菊沢徳
08 16  キョウヘイ  牡3  57  高倉  宮本
  17  ウインブライト  牡3  57  松岡  畠山吉
  18  アドミラブル  牡3  57  デムー  音無

 

 

血統アプローチによる評価

01ダンビュライト

父ルーラーシップ 母タンザナイト 母父サンデーサイレンス

母母内Nasrullahにガーサントのスピード・スタミナを加えた配合。Prince Bio7×6は有効でもPrince Quilloクロスは余計。

広い東京コース替わりはプラスに働かない。全体的にアンバランスでダービー以降は不安。完成度の高さでどこまで食い下がれるか。

 

02アメリカズカップ

父マンハッタンカフェ 母ベガスナイト 母父コロナズドクエスト

父母Law Society強調型。よくぞ日本で3勝できたと言える配合。父母の母Santa Lucianaに欠陥を抱えていて大一番で信頼できない。過去2回G1で大敗しているのはその辺りが影響しているかも。

近年の日本ダービーでRibot系強調型の実績は無い上に朝日杯と皐月賞で大敗している事を鑑みると、本番での大変身は望み辛い。

 

03マイスタイル

父ハーツクライ 母ファーストナイナー 母父フォーティーナイナー

母母内Danzig強調型。Lyphardの活かし方の良さ、NasrullahとDouble Jayのスピード補給、色々楽しみを盛り込んでいる魅力的な配合。

東京替わりは大幅プラスだが12ハロンは気持ち長い。配合はジャスタウェイと似た所があるので本格化はもっと先。※ジャスタウェイはアーリントンC勝ちはあるもダービーは11着。本格化は古馬になってから。

 

04スワーヴリチャード

父ハーツクライ 母ピラミマ 母父Unbridled's Song

Grey Sovereign7×6系列クロス主導のスピードタイプ。シンプルかつ強固にまとまっているので今が旬と思われる。

実績からも分かる通り淡々とした流れが向く。この馬に2400mの距離は長いのでスローペース歓迎。

 

05クリンチャー

父ディープスカイ 母ザフェイツ 母父ブライアンズタイム

母母内Danzig強調型。03マイスタイルのように他の血への波及効果は無い。前面クロスが多く賑やかなのは残念だが、その割にAlmahmoudやBull Dog(=Sir Gallahad)がしっかり取り込まれている等まとまりが良い。2000mまでの距離で先行粘り込みの戦いが合うと思うがBull Dog効果を高く評価すれば2400mで好勝負可能と言える。

すみれステークス勝ちがあり2400mにも対応できそうだが若干長いのではないか。昨年の皐月賞馬ディーマジェスティと共通する部分があり、今年の面子ならばダービーで好勝負できる。

 

 

06サトノアーサー

父ディープインパクト 母キングローズ 母父Redoute's Choice

Lyphard強調型。Lyphardを強調してBMS内Danzigの能力を引き出す形でマイスタイルとは逆パターンに。Sir Ivorクロスと母母内4代目Northern Dancerはこの馬には余計だったと思うが、Lyphardが有する血だけでほぼ全体をまとめている優れた配合。

実績を鑑みると遅いペースで瞬発力勝負になるのが望ましい。Lyphard強調型でもキタサンブラックよりトーセンラー・スピルバーグタイプかもしれない。コース替わりはプラス。ダービー実績の無いローテーションだが展開次第で食込み有り。

 

 

07アルアイン

父ディープインパクト 母ドバイマジェスティ 母父Essence of  Dubai

Hail to Reason4×6とSir Gaylord6×8でまとめる。シンプルさが幸いして早期から活躍できている。父方Hail to Reasonへの集合力と母方Nasrullahの使い方が見事。またNorthern Dancerを世代ズレでクロスさせずMahmoudとHyperionを生かす工夫も光る。成長力が期待できる血を活かしているわけではないので皐月賞から更なる上積みは微妙だが、調子を維持できていればダービーでも上位。

ただしHail to Reason主導の馬はエピファネイア、ディーマジェスティと苦杯をなめているのが気掛り。厩舎と騎手の奮闘でなんとかジンクスを破りたい。

 

 

08トラスト

父スクリーンヒーロー 母グローリサンディ 母父エイシンサンディ

サンデーサイレンス3×3を持つエイシンサンディ強調型。

枯れるにはまだ早いが、頭打ちの現状から大変身は望めない。

 

 

09マイネルスフェーン

父ステイゴールド 母マイネジャーダ 母父ジェイドロバリー

Northern Dancer主導で母母父Lyphardに血を集めている。意外と細やかな配合で、ディクタスの持つスタミナの血がLyphardによって活かされていたりPharamondのスピードが強固に結合し十分に能力を発揮している。底力勝負の大乱戦で浮上するタイプ。

東京2400mは合っているがそれは臨戦過程が伴っていればの話。2歳時に7戦も使われていてダービーで勝ち負けする臨戦過程とは言えない。ここは静観が妥当。

 

 

10ベストアプローチ

父New Approach 母Sant Elena 母父Efisio

父Galileoに血を集合させる型。Galileo内では奥まってしまっているHail to Reason、Forliを母方クロスで前面に引っ張り出したり、MiswakiとWoodmanを使ってNorthern Dancerにスピードを注入しようとしたり、新しい試みに溢れた配合といえる。もし試みが全てが上手くいくならばダービーで有力だが、同じ祖父を持つソウルスターリングはベストアプローチほどごちゃごちゃしていなかったので・・・。

厳しい流れになって浮上の可能性はあるも余程の事がないと厳しそう。あとは厩舎の技量頼み。

 

 

11ペルシアンナイト

父ハービンジャー 母オリエントチャーム 母父サンデーサイレンス

Northern Dancerを主導に母母父Nureyevを強調。前面に余計なクロスが無い点はソウルスターリングと共通する。NasrullahとHyperionが主導にスピードとスタミナを補給。シンプルかつ強固にまとまっている優れた配合。

東京2400m替わりは歓迎。臨戦過程も文句無く、血統アプローチでは本命評価。

 

 

12レイデオロ

父キングカメハメハ 母ラドラーダ 母父シンボリクリスエス

ラストタイクーンとSeeking the Goldに血を集めた形態。どちらかといえばダート馬力型でダービー出走馬の中に入ると距離と切れ味に不安。

Mr.Prospectorの早熟性でこれまで有利に戦えた感がある。一叩きされ上積みは大きいが他の有力馬に比べて芝2400m適性で劣りそう。

 

 

13カデナ

父ディープインパクト 母フレンチリヴィエラ 母父フレンチデピュティ

Hail to ReasonとNorthern Dancerで全体をまとめる。昨年のダービー馬マカヒキと4分の3同血だが素軽さで劣る。ステファノスと似た配合だがDonatellloのスタミナを補給できているので距離延長は歓迎か。

他の有力馬に比べると地味に映る。完成度でどこまで。

 

 

14ジョーストリクトリ

父ジョーカプチーノ 母ジョーアラマート 母父キングヘイロー

HaloとNorthern Dancerで全体をリードする流行の形態だがRound Table、Tom Rolfeも前面で主張して賑やかになり過ぎている。前面クロス効果で早期勝ち上がりを果たしたが、東京2400mで勝負する中身が伴っているか大いに疑問。

来年以降には東京2400mで勝負できるようになるかもしれないが現時点では厳しい。

 

 

15ダイワキャグニー

父キングカメハメハ 母トリプレックス 母父サンデーサイレンス

Raise a Native4×5を起点としてNearcoとPharamondでまとめる配合。完成は古馬になってからで細く長く活躍するダートタイプの馬。

悪い配合では無いがダービー向きではない。

 

 

16キョウヘイ

父リーチザクラウン 母ショウナンアネーロ 母父ダンスインザダーク

サンデーサイレンス3×3、Hail to Reason5×5*5、Nijinsky5×4を持つ近親交配馬。血が濃過ぎる危険配合。

ダービーではとても狙えない。

 

17ウインブライト

父ステイゴールド 母サマーエタニティ 母父アドマイヤコジーン

ノーザンテースト、Princely Giftをクロスさせロイヤルサッシュに血を集合させる形態。父父サンデーサイレンスが能力供給をほとんどしていないのが当馬の限界か。

東京コース勝ちはあるもののBlue Peterを活かした当馬にとってコース替わりは減点。小回りでこそ。

 

 

18アドミラブル

父ディープインパクト 母スカーレット 母父シンボリクリスエス

Hail to Reason系列クロスの主導。エピファネイアもHail to Reason主導だったがアドミラブルは欧米の血が混在したままでまとまりの悪い所がありエピファネイアより数段劣る。Hail to Reason主導の馬は厳しいペースを得意とする傾向にあるので、配合は今一つでもペース次第で浮上する可能性はある。

青葉賞は厳しい展開にもかかわらず強い勝ち方をしたが過信禁物。展開次第でヒモに。

 

 

 

展開アプローチによる評価

 

逃げ 番手 好位 中団 後方 追い込み 回るだけ
  02,03,05,

08

01,04,07,

15

06,14 09,10,17 11,12,13,

16,18

 

 

有力馬は後方にひしめき伏兵は前に集まる展開になりそうです。

02番アメリカズカップ、03番マイスタイルは37.0秒前後で走りたいでしょう。05番クリンチャーは36.5秒で逃げ切った実績があります。08番トラストは札幌2歳ステークスを36.4秒で逃げ切っています。

以上を勘案すると05番クリンチャーと08番トラストのどちらかがハナに立ちペースを作るのではないかと考えます。

次に日本ダービーのレースラップの傾向ですが、ここ10年良馬場で行われた日本ダービーは前半34.9から36.1の間で収まっていて、超スローペースと言われた2010年エイシンフラッシュの年で36.1秒です。

日本ダービー、天皇賞秋、ジャパンカップといった種牡馬検定競走の意味合いを持つ競走になると開催前に芝が刈られて、実力以上に時計が速くなる事があります。したがって日本ダービーのラップは普通の馬場状態で走った場合に比べて前後半それぞれ1.0秒程度速くなると見込んでいます。

以上今年の出走馬と過去の日本ダービーのラップを勘案すると、クリンチャーとトラストの実績から今年は35.5秒±0.1秒を想定しています。

ここ10年において前半35.5秒付近で流れた年は2012年ディープブリランテの年と2016年マカヒキの2回あります。今年は速い馬がいないので2016年マカヒキの年に近くなるのではないでしょうか。2016年の後半3Fレースラップは34.2秒ですから今年もそれくらいを想定しています。

   前半3F  後半3F  想定レース時計
 当日ラップ  35.5  34.2  2’24”2
 実質ラップ  36.5  35.2  -

想定ラップは前後1秒ずつ速く見積もっているので、実際は上の表にある実質ラップでレースは流れると考えます。つまりこれまで36.5-35.2のようなラップを刻んだレースで好走した馬が有力であると考えます。

ローテーションアプローチによる評価

日本ダービー予想の要点のページにあるとおり、日本ダービーは皐月賞直行組が圧倒的有利です。次いで京都新聞杯と青葉賞となっています。

京都新聞杯と青葉賞組は厳しいラップだった年の出走馬が好走していて、今年の青葉賞は厳しいラップの年に該当します。今年はプラチナムバレットが骨折してしまったので京都新聞杯組はゼロです。

総合的評価

 

               血統  展開 ローテ
01 01 ダンビュライト  牡3  57  武豊  音無      △
  02 アメリカズカップ  牡3  57  松若  音無      
02 03  マイスタイル  牡3  57   横山典  昆    ▲  
  04  スワーヴリチャード  牡3  57  四位  庄野      ▲
03 05  クリンチャー  牡3  57  藤岡佑  宮本  △    
  06  サトノアーサー  牡3  57  川田  池江寿  ▲  △  
04 07  アルアイン  牡3  57  松山  池江寿    ◎  ◎
  08  トラスト  牡3  57  丹内  中村均      
05 09  マイネルスフェーン  牡3  57  柴田大  手塚  〇    
  10  ベストアプローチ  牡3  57   岩田  藤原英      
06 11  ペルシアンナイト  牡3  57  戸崎  池江寿  ◎    
  12  レイデオロ  牡3  57  ルメー  藤沢和    △  
07 13  カデナ  牡3  57  福永  中竹    〇  〇
  14  ジョーストリクトリ  牡3  57  内田博  清水久      
  15  ダイワキャグニー  牡3  57  北村宏  菊沢徳      
08 16  キョウヘイ  牡3  57  高倉  宮本      
  17  ウインブライト  牡3  57  松岡  畠山吉      
  18  アドミラブル  牡3  57  デムー  音無      

 

複数の観点から評価すると血統的に買い辛い07番アルアインと13番カデナが上位に来ました。それでは具体的な買い目はこうなります。

具体的な買い目

  1着 2着 3着 小計
三連単 07 06 03,11,13 300円
  07 03,11,13 06 300円
合計       600円

アルアイン二冠達成と予想します。臨戦過程以外は評価の高いサトノアーサーをもう1頭の軸馬に。後は穴狙いで、巻き返し期待のマイスタイル、池江寿丼特盛が面白そうなペルシアンナイト、常識的に考えて世代トップクラスのカデナを相手にしました。

最後に余談としてサイン馬券の話をします。オークスで眞子様の婚約に関するサインは何だったのか分かりませんでした。「宮家」から「雅」→アドマイヤミヤビだったのでしょうか?

今週の土曜日に安倍晋三氏が総理大臣在職日数歴代3位を記録するので「3位」がキーワードになるのでしょうか。前走3着は01番ダンビュライト1頭だけ。馬番は03番マイスタイル。3枠は05番クリンチャーと06番サトノアーサー。サインを意識したわけではありませんが、買い目に03番と06番が入っているので心強いです。

盛り上がる日本ダービーになればいいですね。

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