朝日杯フューチュリティS
競馬場 | 阪神競馬場 |
コース | 芝1,600m |
前哨戦 | 東スポ杯2歳ステークス |
京都2歳ステークス | |
デイリー杯2歳ステークス | |
京王杯2歳ステークス |
朝日のように上へ上へ昇っていく2歳牡馬・騙馬のG1競走です。
縁起でもない話ですが、朝日将軍こと木曽義仲は倶利伽羅峠の合戦から破竹の勢いで上洛を果たしましたが、天下を獲ることなく戦死してしまいました。
朝日杯フューチュリティステークス(以下、朝日杯FS)優勝馬が翌年の日本ダービーを獲っていた時代は20年以上前にありましたが、現在はいい勝負はするものの、優勝から遠ざかっています。
最近の朝日杯FS優勝馬は古馬になってからはマイル路線で活躍する傾向にあり、マイラーの素質の有る馬が活躍するレースといえます。
牝馬と違い間隔を詰めて使うのが吉。
阪神JFで好走する馬は間隔を開けている馬が多い(参照:阪神JF予想の要点整理)のですが、朝日杯で好走する馬はなぜか間隔を詰めている馬が多くなっています。
前走 | ||||||||
年月日開催 | 着 | 馬名 | 生産者 | 所属 | 厩舎 | 日時 | レース名 | 着順 |
2015 | 1 | リオンディーズ | ノーザンF | 栗東 | 角居 | 11/22 | 新馬 | 01 |
12/20 | 2 | エアスピネル | 社台F | 栗東 | 笹田 | 11/14 | デイリー杯2歳S | 01 |
阪神 | 3 | シャドウアプローチ | 社台F | 栗東 | 須貝 | 11/07 | 京王杯2歳S | 03 |
2014 | 1 | ダノンプラチナ | 千代田牧場 | 美浦 | 国枝 | 11/30 | ベゴニア賞 | 01 |
12/21 | 2 | アルマワイオリ | 小泉牧場 | 栗東 | 西浦 | 11/15 | デイリー杯2歳S | 04 |
阪神 | 3 | クラリティスカイ | パカパカF | 美浦 | 斎藤誠 | 10/11 | いちょうS | 01 |
2013 | 1 | アジアエクスプレス | オカラStud | 美浦 | 手塚 | 11/23 | オキザリス賞 | 01 |
12/15 | 2 | ショウナナチーヴ | 白老F | 美浦 | 国枝 | 11/17 | からまつ賞 | 01 |
中山 | 3 | ウインフルブルーム | ビッグレッド | 栗東 | 宮本 | 11/30 | 千両賞 | 01 |
2012 | 1 | ロゴタイプ | 社台 | 美浦 | 田中剛 | 11/25 | ベゴニア賞 | 01 |
12/16 | 2 | コディーノ | ノーザンF | 美浦 | 藤沢和 | 11/17 | 東スポ杯2歳S | 01 |
中山 | 3 | ゴットフリート | ノーザンF | 美浦 | 斎藤誠 | 10/27 | きんもくせい | 01 |
2011 | 1 | アルフレード | ノーザンF | 美浦 | 手塚 | 10/29 | きんもくせい | 01 |
12/18 | 2 | マイネルロブスト | 小泉牧場 | 美浦 | 高橋裕 | 11/19 | 東スポ杯2歳S | 09 |
中山 | 3 | レオアクティヴ | 谷口牧場 | 美浦 | 杉浦 | 11/12 | 京王杯2歳S | 01 |
2010 | 1 | グランプリボス | ノーザンF | 栗東 | 矢作 | 11/13 | 京王杯2歳S | 01 |
12/19 | 2 | リアルインパクト | ノーザンF | 美浦 | 堀 | 11/13 | 京王杯2歳S | 02 |
中山 | 3 | リベルタス | 社台F | 栗東 | 角居 | 12/05 | 千両賞 | 01 |
中3から5週で本番に臨むのが18頭中15頭です。例外は2014年クラリティスカイ(斎藤誠)、2012年ゴットフリート(斎藤誠)、2011年アルフレード(手塚)の3例だけです。
また阪神JFと違い前走を勝って本番に臨んだ馬が18頭中14頭です。
間隔を詰めた方が良いから前走で勝っておくのか。前走で勝っていた方が良いから間隔を詰めているのか。
どちらが正しいのか分かりませんが、詰めた間隔と前走勝ちは重要な条件であると思います。
阪神開催に変わり血統の傾向に変化の兆し?
下の表は2007年以降の朝日杯FSで馬券に絡んだ馬の父馬をまとめたものです。
年 | 着 | 馬名 | 騎手 | 所属 | 厩舎 | 父 | BMS |
2015 | 01 | リオンディーズ | デムーロ | 栗東 | 角居 | キングカメハメハ | スペシャルウィーク |
02 | エアスピネル | 武豊 | 栗東 | 笹田 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | |
03 | シャドウアプローチ | 中谷 | 栗東 | 須貝 | ジャングルポケット | フレンチデピュティ | |
2014 | 01 | ダノンプラチナ | 蛯名 | 美浦 | 国枝 | ディープインパクト | Unbridled’s Song |
02 | アルマワイオリ | 勝浦 | 栗東 | 西浦 | マツリダゴッホ | ピルサドスキー | |
03 | クラリティスカイ | 岩田 | 美浦 | 斎藤誠 | クロフネ | スペシャルウィーク |
マル外の馴染みの無い種牡馬、ゼンノエルシド、ローエングリン、ショウナンカンプという現役時代は脇役未満の馬が名前を見せている(特にローエングリンは2012年に2頭入線という快挙を達成)のが特徴的です。
古馬のマイルGⅠを勝てないサクラバクシンオー産駒は2010年に優勝。2歳のマイル戦は通用します。
ただ2014年に阪神競馬場施行に変わり、種牡馬の傾向がクラシック血統になりつつあります。
結論
1. ローテーションは中3から5週。
2. 前走勝ちが望ましい。
3. 関東馬が健闘している。
4. 上の要点整理には載せていませんが、2010年から連続して外国人ジョッキーが馬券に絡んでいます。






